JNCは6月11日、オキソ誘導品の値上げを7月出荷分から実施すると発表した。
オキソ誘導品の原料である国産ナフサ価格は、堅調なナフサ需要に為替の円安傾向が加わり、騰勢を強めている。
国産ナフサ価格は2018年第3四半期(7-9月)5万5000円/KL程度が見込まれ、物流費や用役、副原料も既に上昇しており、自助努力でコストアップ分を吸収するのは極めて困難な状況という。
需要家に対する安定供給の責務を果たすためにも価格改定せざるを得ず、7月1日出荷分より20円/KG以上の値上げをすることにしたもの。
対象製品は、ノルマルブチルアルデヒド(NBA)、イソブチルアルデヒド(IBA)、オクタノール(OA)、ノルマルブタノール(NBO)、イソブタノール(IBO)、CS-12、CS-16、CS-202、イソ酪酸イソブチル(IBIB)、オクチル酸、DMH。