京セラドキュメントソリューションズは6月29日、複合機とプリンターなどの増産に伴う生産能力増強のため、京セラドキュメントテクノロジーベトナム(ベトナム工場)に第3工場を建設すると発表した。
新工場では、複合機とプリンターの生産量の増大を背景に、生産体制の増強とともに部品内製能力の拡張、物流効率改善を行う。
ラインの稼働状況など工場内のさまざまな情報を見える化し、その中で収集したデータを自動的にフィードバックし効率改善を行うなど、IoTを活用した取り組みを今後積極的に進めていく。
ベトナム工場は、中国工場(広東省東莞市石龍鎮)に続き、2012年10月より生産を開始した京セラドキュメントソリューションズにとって二つ目の海外工場。
この工場は、複合機やプリンターの製造拠点としての機能のみならず、研究開発機能を併せ持つ複合工場とするために、京セラドキュメントソリューションズ本社R&Dセンターにベトナム人社員を研修生として派遣し、ベトナムの優秀な人たちに、その能力を生かせる職場環境を提供している。
■第3工場の概要
名称:京セラドキュメントテクノロジーベトナム 第3工場
建設地:ベトナム工場内
建築面積:1万4518m2
延床面積:3万1948m2(RC造: 地上2階建て)
着工:2018年7月
量産開始:2019年7月下旬
生産品目:複合機、プリンターの部品製造、トナー充填、物流倉庫