シーアールイー(CRE)は6月29日、埼玉県春日部市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア春日部」が竣工した。
ロジスクエア春日部は、竣工に先立ち契約率100%となっており、小泉産業グループの物流企業であるコイズミ物流の物流拠点として稼働する予定。
主要幹線道路である国道16号線と国道4号線(越谷春日部バイパス)に近く、両国道の交差部分である庄和ICより約1.8kmに位置している。
接道する都市計画道路藤塚米島線(幅員16m)の全線開通により、主要幹線道路へのアクセスが飛躍的に向上し、物流施設としてのロケーションは適している。
東武アーバンパークライン南桜井駅より約1.1kmと徒歩圏内にあるため、雇用確保においても優位。
施設面では、1万3662m2の敷地に地上3階建て、延べ面積2万2189m2の物流施設で、マスタープランとしては、ワンフロアが約2150坪の3階建てで、1階のトラックバースを北側・東側の2面に、計26台分のトラック接車バースを設け、複数テナントによる分割使用にも対応が可能となっている。
場内出入口は入口専用、出口専用の計2か所のゲートを設け、敷地内車両動線をワンウェイにすることにより、トラック車両の輻輳による渋滞や接触事故の防止に配慮している。
倉庫部分の基本スペックとして、平均照度300ルクス以上、床荷重は1.5t/m2、有効高さは各階6.0m 以上を確保し、外壁には金属製サンドイッチパネル、防火区画壁には耐火断熱パネルを採用、さらにブレース(筋交い)や間柱を無くすことで保管効率の向上に寄与する設計となっている。
昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重 4.1t、45m/min)を2基、垂直搬送機3基を実装し、スピーディ且つ効率的な庫内オペレーションを実現している。
各階に2か所の将来コンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用し、将来的に上下階に跨った縦搬送マテハン設備の設置を可能としている。
垂直搬送機やドックレベラーの増設対応は勿論、倉庫内空調用の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保など、入居テナントの将来ニーズを含めた様々な物流ニーズに対応し得る汎用性の高い施設となっている。
■ロジスクエア春日部の概要
施設名称:ロジスクエア春日部
所在地:埼玉県春日部市永沼
敷地面積:1万3662.13 m2
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造:柱 鉄筋コンクリート造+梁 鉄骨造 (3 階のみ柱 鉄骨造)
規模:地上3階建て
延ベ面積:2万2189.59m2
着工:2017年6月26日
竣工:2018年6月29日
設計施工:東洋建設