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三菱ふそう/キャンター等をリコール

2018年08月02日/IT・機器

三菱ふそうトラック・バスは10月27日、国土交通省にキャンターのリコールを届け出た。

不具合の部分は原動機(ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルター、タイミングチェーン)。

小型トラック・バスで、ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルターのメンテナンス設定が不適切なため、長時間アイドリングを頻繁に行ったり、エンジンオイルのメンテナンスを適切に行わないと、このフィルターにエンジンオイル中の汚れが堆積して目詰まりすることがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、クランクケース内圧の上昇によってエンジンオイルが吸排気系に流入して白煙等が発生し、最悪の場合、意図せぬエンジン回転数の上昇等が生じてエンジンが破損する、または、火災に至るおそれがある。

もう一つの原因は、小型トラック・バスで、エンジンオイル交換時期を誤って設定したため、本来の交換時期を超えて使用を続けるとエンジンオイル量が不足した状態となり、また、日常点検によるエンジンオイル管理の未実施等によって、タイミングチェーンの振れが大きくなり異音や出力不足等が生じ、最悪の場合、タイミングチェーンが切損して走行不能に至るおそれがある。

リコール対象車の台数は計12万6357台。不具合の件数は2つの原因合わせて2354件、事故は火災1件、物損2件。

■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001247921.pdf

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