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大塚倉庫/龍角散と 「共同物流」を開始

2018年08月21日/SCM・経営

大塚グループの大塚倉庫は8月20日、家庭薬メーカーの龍角散がゼリー状のオブラート「らくらく服薬ゼリー」シリーズの全国への物流での業務提携に至ったと発表した。

この取り組みにより、龍角散はグループの共通プラットフォームを活用した共同物流の仕組みを活用することで、車両・倉庫の効率的な運用ができ、安定供給体制を構築することが可能となる。

将来的には、服薬ゼリーに留まらず、一般用医薬品(OTC)やのど飴等の食品カテゴリーの共同物流も視野に入れている。

なお、龍角散では近年の需要拡大に伴う大幅な物量増加により、保管スペースや配送車の確保が必要となる一方、物流業界でもトラックドライバー不足、燃料価格の上昇、CO2をはじめとする環境保全への対応等、その課題は一層深刻なものとなっていた。

この取り組みにより、在庫管理や配送車両手配等の物流業務の効率化を図ると共に、1台当たりの積載効率を高めることが可能となり、これらの課題を解消しつつ、流通全体の効率化を図ることができる。

大塚倉庫は、大塚グループの企業理念である’Otsuka-people creating new products for better health worldwide’のもと、人々のより豊かで健康な暮らしに貢献するメーカー物流会社として、今後も引き続き共通プラットフォーム化を提唱し、更にメーカーの物流共同化を進め、物流の効率化のみならず、社会に貢献できるプラットフォームを進めていくとしている。

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