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日本瓦斯/完全無人化充填基地建設でクラウド物流システムを進化

2018年09月27日/SCM・経営

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日本瓦斯(ニチガス)は9月27日、顧客基盤拡大への対応と、事業連携を見据えた京葉地区に続く新たなハブ基地用地として、川崎市川崎区浮島町地区に9万5370m2の土地を取得すると発表した。

<完成イメージ>
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川崎市内の輸入基地、東京湾アクアライン・首都高速湾岸線の浮島ICに近接する好立地に位置している。

ニチガスが独自に構築しているクラウド物流システム(大型ハブ充填基地での集中充填、無人デポステーション、デジタルトランスフォーメーションによる配送システム等)をさらに進化させるもので、これらの物流システムをパッケージ化したエネルギープラットフォーム事業の重要な戦略的拠点となる。

建設予定である世界最大級の大型LPガスハブ基地、「夢の絆・川崎(仮称)」は、最新のICT、IoT技術を組み込み、LPガスのタンクへの受け入れ、ガスの協同充填、トレーラーへの積載、耐圧検査等の、完全デジタルトランスフォーメーションによる、世界初の完全無人オペレーションに挑戦する。

ICタグや画像認証技術等を活用したガスボンベのトレーサビリティを実現し、リアルタイムでの配送経路や容器管理の「見える化」、センサー技術を活用した基地構内でのトレーラー・ローリー等の自動運転オペレーションを目指す。

これらエネルギープラットフォーム事業を支える様々なビッグデータの連携技術は、ニチガスがソラコムの通信技術により、協働で構築するシステム(ニチガスストリーム)の中で、AIが静的・動的に解析し、ニチガスストリームを通じたエネルギープラットフォーム提供事業を加速させていくとしている。

<位置図>
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■「夢の絆・川崎(仮称)」概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町
名前の由来: 事業連携による、未来型エネルギーターミナル
ハブ基地面積:1万坪程度を想定
最大充填量:5万t/月(ニチガス千葉工場は 1万t/月)
主な設備(最大):14連全自動回転充填機8基、30tタンク3基(ICT による最小化)、完全自動容器検査場
稼働予定時期:2020年4月

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