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プロロジス/宮城県仙台市でヤマト運輸の専用物流施設を竣工

2018年09月27日/物流施設

プロロジスは9月27日、宮城県仙台市でヤマト運輸の専用物流施設「プロロジスパーク仙台泉2」を竣工した。

<プロロジスパーク仙台泉2>
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プロロジスパーク仙台泉2は、プロロジス初のヤマト運輸専用施設で、ヤマト運輸が東北エリアの中核施設として運用する。

2019年で創業100年を迎えるヤマト運輸の経験とスキル、プロロジスの物流施設開発のノウハウを融合させた、最新鋭の物流施設で、地上2階建て(オフィス部分は4階建て)のメインのターミナル棟3万m2と物流棟他9000m2の2棟で構成。

両棟は渡り廊下で接続されており、ターミナル棟には屋根を架けたスロープを設け、降雪時にも大型トラックが2階へ安全に通行できるほか、倉庫内には保冷庫を完備し、さまざまな荷物に対応が可能となっている。

6万5000m2の敷地内には給油所と洗車場を設け、乗用車450台分の駐車場も整備。駐車場の一部を利用して将来的に施設を拡張することが可能で、従業員用通勤バスも運行する予定。

環境・省エネへの取り組みとしては、全館でLED照明を、事務所部分で昼光センサー照明を採用したほか、屋根面には1.3メガワットの太陽光発電を設置。

非常用自家発電機、緊急地震速報システムや衛星電話を導入するとともに、災害時に荷物用エレベーターや垂直搬送機が停止した場合を想定して緊急時用の搬出扉も設置しており、BCP(事業継続計画)にも対応した24時間365日稼働可能な施設となっている。

従業員に快適な環境を提供するため、倉庫内には一部空調とHVLS(大風量低回転速度)ファンを設置し、施設内には無人売店や厨房付きカフェテリア、仮眠室を完備。入居するヤマト運輸は施設内に保育所を設け、従業員の仕事と育児の両立を支えていく予定だ。

プロロジスパーク仙台泉2は、宮城県仙台市泉区の「泉パークタウン」内に開発。東北自動車道の泉ICから2.5km、仙台駅から10kmと交通アクセスに優れており、東北6県への輸送・配送拠点に適した地震や水害の発生リスクも極めて低い立地にある。

隣地では、2015年に竣工したキユーソー流通システム専用の物流施設「プロロジスパーク仙台泉」が稼働している。

なお、竣工式にはヤマト運輸の長尾 裕社長や設計・施工を担当したフジタの奥村 洋治社長、プロロジスの山田 御酒社長をはじめとする関係者が参列し、施設の完成を祝った。

■プロロジスパーク仙台泉2の概要
所在地:宮城県仙台市泉区明通3-3-1他
敷地面積:6万4817.42m2
延床面積:3万8813.01m2
構造:地上2階建(事務所部分4階建)、RC+S造
着工:2017年8月
竣工:9月

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