日本郵船は1月28日、グループ会社のNYK Shipmanagementが、電子海図表示システム(ECDIS)の簡単操作ナビ「iPlus ECDIS(アイプラス エクディス)」を作成したと発表した。
iPlus ECDISには、ECDISの66種類の操作手順を完全収録。点滅サインやメッセージなどによって利用者を次の操作へ分かりやすく誘導する画面ナビ機能を設けている。
また、タブレットなどにiPlus ECDISを表示し、ECDISの横に並べて操作手順を確認することが可能。国内航海計器メーカー4機種に対応しており、利用することで船員によるECDIS操作の習熟時間短縮が期待できる。
日本郵船では、グループの船員が乗船している200隻にiPlus ECDISの配布を進めており、今後はグループの管理船にも展開していく方針。
ECDISは、メーカーやモデルごとに操作手順が異なる上、手順数が多いことが操作の習熟を困難にしている要因となっていた。