日本郵政が2月14日に発表した日本郵便の2019年3月期第3四半期の業績は、売上高2兆9986億円(前年同期比2.5%増)、営業利益1376億円(83.1%増)、経常利益1364億円(84.5%増)、四半期純利益1238億円(86.3%増)となった。
郵便・物流事業では、荷物分野の拡大基調が継続していることに伴い、売上高が1兆5892億円(5.2%増)と増加。また、利益面では人件費・経費が増加したが、それ以上の増収により、営業利益が869億円(200.7%増)に拡大した。
取扱数量は、ゆうパックが第3四半期に微減だったものの、累計では10.8%増。郵便物は逓減傾向が続いている。
国際物流事業では、新規取引増によりロジスティクス事業を中心に拡大基調が続いた結果、売上高が6544億円(5.4%増)と増加。営業利益は、営業費用が一時的要因を含めて増加したため、80億円(20.1%減)となった。
なお、同事業では、中国経済の減速など厳しい外部環境を踏まえ、第4四半期は全体的なコスト削減に取り組むとしている。