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三井E&S造船/自律操船システムの専門部署を設立

2019年03月12日/SCM・経営

三井E&S造船は3月12日、自律化船の実用化に向けた体制強化を図るため、自律操船システム事業推進室を1月1日に設置したと発表した。

三井E&S造船では、2021年の自律操船システムの製品リリースを目指し、研究開発、製品開発、実船による実証試験などを進めている。

従来は、三井E&S造船グループでは、自律化船の実用化を目指した技術開発や事業開発を、艦船・特機設計部、事業開発部、子会社の三井造船昭島研究所の3部署で分担していたが、今回、これらの部署に分散していた自律操船システム関連の機能・中核人員を自律操船システム事業推進室に集約し、自律操船システム関連の事業開発を加速していく。

なお、三井E&S造船グループでは、自律化船関連のさまざまなプロジェクトに参画しており、社内だけの閉じた技術や事業の開発に留まることなく、自律化船の可能性や信頼性についての正確な情報発信や、自律化船に対する正確な社会認知の形成などにも取り組んでいる。

国土交通省関連では、交通運輸技術開発推進制度の「自律型海上輸送システムの技術コンセプト開発」、自動運航船実証事業の「自動離着桟機能の実証事業」、準天頂衛星システム利活用推進事業の「高精度測位技術を活用した自動離着桟システムに関する技術開発」で研究代表や実施者代表として、海事セクターの企業や機関などと協力して取り組んでいる。

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