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佐川急便、豊田TRIKE/業務用電動アシスト自転車を開発

2019年03月27日/IT・機器

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佐川急便と豊田TRIKEは3月27日、業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」を共同開発し、全国10か所の佐川急便の営業所で3月26日より順次トライアルを開始したと発表した。

<TRIKE CARGO 牽引部分は台車を直接積載することができ、ワンタッチで着脱が可能>
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「TRIKE CARGO」は、従来佐川急便で使用していた電動アシスト自転車と異なり、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用することで積載可能重量を30kgから120kgへ大幅に増加することを可能とした。一度に運べる量が増えることで、集配拠点を何度も往復することを減らすことができるなど作業効率の向上に繋がる上、集配エリアを広げることも可能になる。

また、2つの前輪が連動して動く「シンクロシステム」を採用することにより、段差での衝撃を和らげる上、斜面では車体を垂直に保ち、急カーブや滑りやすい路面でもしっかりと路面を捉えるため、安全に走行することが可能となり利用者側の負担も軽減することが出来る。

さらに、牽引部分には台車を直接積載しワンタッチでロック及び解除を可能とすることで、積み替え作業の軽減にも繋がり、作業効率の向上にも寄与する。

トライアルは約1か月間実施し、本格導入に向けて安全性や集配業務の効率化を検証する。女性や運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとともに、集配用電動アシスト自転車が広く普及することでCO2を排出しない環境に配慮した輸送を実現できるとしている。

■トライアル概要
期間:3月26日~4月20日
導入場所:東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府・福岡県の一部営業所

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