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アルプス物流/3月期の売上高0.1%減、営業利益4.3%減

2019年04月26日/決算

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アルプス物流が4月26日に発表した2019年3月期決算によると、売上高1049億1900万円(前年同期比0.1%減)、営業利益47億2200万円(4.3%減)、経常利益48億3000万円(2.7%増)、親会社に帰属する当期利益24億9900万円(2.5%増)となった。

電子部品物流事業の売上高は532億円(3.1%増)、営業利益は33億5400万円(3.4%減)だった。国内・海外での拡販によってアルプスアルパイングループ向け以外に、一般の顧客向けを中心に売上高が伸長。利益面では新規拠点・ビジネスの安定稼働・効率化を進めたほか、人手不足対応として作業の自働化などを推進したが、新規拠点の立上げ費用や航空運賃の高止まりなどが影響し、減益となった。

国内では2018年5月に埼玉県加須市に竣工した大型の新倉庫が立ち上がり、質の高い保管環境とサービスによって取扱貨物の拡大に寄与。海外では、中国上海近隣にある江蘇省太倉で需要増に伴い倉庫を拡張したほか、アセアン・南アジアでの保管ビジネス拡大に伴いシンガポール倉庫を移転拡張。インドでは輸出業務や保管業務を開始した。

また、電子部品・自動車関連部品の取扱貨物増加が見込まれるタイでは、新たな倉庫建設を着工し、ベトナムの体制整備などを行った。北米では、メキシコで従来の保税ビジネスに加え国内事業の拡大に取り組み、欧州では東欧展開に向けてハンガリーに拠点設立準備を進めた。

また、ロジコムとの間で自動車部品向けに競争力のある高付加価値な物流サービスの構築、事業拡大を目的に合弁会社を設立することに合意しており、今後は海外市場をターゲットに事業を推進していく計画となっている。

次期は、売上高1060億円(1.0%増)、営業利益47億円(0.5%減)、経常利益46億円(4.8%減)、親会社に帰属する当期利益26億5000万円(6.0%増)を見込んでいる。

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