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サンゲツ/関西LC2か所は統合・新設、ロジスティクス職掌制度設ける

2019年06月04日/SCM・経営

サンゲツは6月4日、中期経営計画(2017-2019)「PLG 2019」の取組み状況と課題を発表した。

<ロジスティクス/拠点配置>

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それによると、物流部門の機能強化として、持続性・効率化・拡張可能性に配慮した拠点配置を目指している。今後、関西LCの拠点見直しをモデルケースとして、長期的なサービスの維持向上のための設備の自動化・システム化を実行するとしている。

課題に挙げている関西LCは2か所に分散しており、老朽化と狭小なことから、新設・統合を決定。庫内作業の省人化を図るとしている。省人化は1か所に集約する効果と、新たにマテハン機器等の導入による自動化による効果の相乗効果により2~3年をめどに推し進めていきたいとしている。

また、自社配送体制の強化を図るため、ロジスティクス職掌制度を設ける。ロジスティクス業務の3PL化を前提に2017年度より高卒採用を中止。そして今回、方針を変更し、自前体制構築のため、庫内加工・配送業務を主に担当する専門職掌制度をスタートする。

<東北地区 取り組み例>

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サンゲツのロジスティクス部の堀井部長は「専門職掌制度では庫内加工・配送業務を主に担当してもらうが、実際輸送に携わるドライバーを増やすわけではなく、管理業務が主になる。あくまでも、外部委託比率を減らしていきたいということ。高卒の採用についても、今後再度行っていく方向性だ。また、地場配送会社と協力しての共配による物流網については、東北地区で実施しているが、他の地域でも横展開していきたい」と述べた。

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