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スズケン/血友病治療薬の緊急物流スキームを全国に拡大

2019年07月01日/3PL・物流企業

スズケンは7月1日、KMバイオロジクスと共同で、同社が製造販売する血友病治療薬「バイクロット配合静注用」の緊急物流スキームを構築し、全国展開体制を整備したと発表した。

この物流スキームは2018年7月から北海道・関東・中部・近畿・九州の30都道府県で順次スタートしており、7月1日から全国47都道府県で展開可能になった。

後天性血友病は突然発症する希少疾病で、命に関わる重篤な出血を起こすため速やかな止血治療が必要。

KMバイオロジクスと連携して「バイクロット配合静注用」を全国のスズケングループの卸物流拠点で保管・管理し、24時間365日対応可能なメディカルコンタクトセンターを活用することで、夜間・休日でも要請のあった医療機関へ迅速に配送する。

「バイクロット配合静注用」は、遮光かつ10℃以下で凍結を避けて管理する必要があるため、卸物流拠点から医療機関までの輸配送に独自のノウハウで温度逸脱を防止する保冷品配送用ボックスを活用し、GDPガイドラインに準拠した保冷品流通を可能にした。

また、スズケン連結子会社のエス・ディ・コラボの一社流通受託製品であることから、グループの医療流通プラットフォームを活用し、全国一律の品質管理基準による保管・管理や輸配送に加え、製品在庫の一元管理によって全国の適正在庫コントロールを実現している。

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