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日本GLP/茨城県常総市に6.1万m2の先進的物流施設を建設

2019年07月18日/物流施設

日本GLPは7月18日、茨城県常総市に1棟貸しにも対応したマルチテナント型物流施設「GLP常総」を建設すると発表した。

<外観完成イメージ>

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敷地面積4万2000m2、地上3階建て延床面積6万1000m2を計画しており、2020年5月の着工、2021年7月の竣工を予定。総開発費用は92億円を見込んでいる。

常磐自動車道「谷和原IC」から4.5km、都心まで40km(1時間圏内)の立地で、周辺にはアパレル関連企業やメーカー系物流企業などの流通拠点が集積。主に保管効率を重視した先進的物流施設へのニーズが旺盛な一方で、効率化に寄与する先進的な施設の供給は限定的なエリアとなっている。

施設面では、保管・作業効率向上のため、1階の天井高を6.5mと標準よりも高く設定し、荷積み・荷降ろしのスペースを十分に確保することで、搬入出業務を円滑にするほか、荷物用エレベーターのパレット搬送能力を標準よりも30%向上させる。

また、トラックバースに出幅5.5mの庇を設置することで、雨天時にも作業しやすい環境を確保。最小区画7000m2から賃貸し、2層使いや3層使いに対応するなど、カスタマーニーズに合わせたフロアオペレーションを実現可能とする。

そのほか、カフェテリアや無人売店に加え、敷地内に憩いの場となるスペースを設けるなど充実したアメニティの提供を予定。想定就労人数を100%カバーする200台超の通勤者向け駐車場の整備や、ビッグアスファンの設置など、働きやすい環境を提供する。

日本GLPの帖佐義之社長は、「GLP常総は関東全域へのエリア配送拠点と同時に、東日本の広域配送にも適した利便性の高い物流施設。倉庫エリアの分割方法を柔軟に設定することで、カスタマーのニーズに幅広く対応する。保管・作業効率に優れ、かつ働く人々にとってより快適な施設を提供していく」と述べた。

GLP常総の開発は、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)や、グローバルな政府系投資機関、年金基金からの出資で2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件。

■GLP常総の概要
建設地:茨城県常総市内守谷(うちもりや)町
敷地面積:4万2000m2
延床面積:6万1000m2
構造:地上3階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月(予定)
竣工:2021年7月(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)

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