小松製作所は7月19日、国土交通省にエンジン式フォークリフトのリコールを届け出た。
<改善箇所説明図>
不適合の部位は、燃料装置(ブラケット)。
エンジン式フォークリフトのLPG仕様車で、LPGベーパライザの取付ブラケットの強度が不足しているため、ローアイドル時に油圧負荷を掛けるような操作を繰り返すと、原動機の振動でブラケットに亀裂が生じるものがある。
そのため、使用を続けるとブラケットが折損し、LPGベーパライザが固定できなくなり、燃料配管に負荷が掛かり、最悪の場合、燃料配管が折損してLPGが漏れ、発火するおそれがある。
改善措置として、全車両の該当するブラケットの対策品への交換と、燃料ホースの新品への交換を行うとともに、振れ止めを追加する。
対象は9型式で計372台。不具合件数は0件、事故は無し。
■型式などは下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001299671.pdf