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サノヤス造船/パナマックス型ばら積貨物船「MONDIAL SUN」引渡

2019年07月19日/IT・機器

サノヤス造船は7月19日、水島製造所で建造していたSUNDIA TWO SHIPPING S.A.向けのパナマックス型撒積貨物船を「MONDIAL SUN」と命名し、引渡式を行った。

<MONDIAL SUN>

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新造船は、サノヤスパナマックスの新バージョンである8万2000トン型の第16番船。燃費性能を10%向上させた8万3000トン型に改良を加え、燃費性能をさらに同社比10%改善すると同時に、貨物艙容積を一回り大きくした最新鋭・高性能の省エネ船として建造された。

性能面では、省エネルギーに配慮した仕様により高効率化を図ったほか、各種環境対策仕様の採用で環境に配慮。省エネルギー対策としては、低回転・大直径プロペラに加え、独自開発の省エネ装置「STF(サノヤスタンデムフィン)」と舵の省エネ付加物を組み合わせて装備し、さらなる推進効率の向上と低燃料消費量を実現した。

環境対策としては、NOx(窒素酸化物)排出2次規制に対応するとともに、省燃費性能に優れた電子制御式の主機関を搭載し、大気汚染防止とCO2排出削減にも寄与。SOx(硫黄酸化物)排出規制海域内を航行するための低硫黄燃料油を貯蔵できるほか、バラスト水処理装置の搭載や燃料タンク防護規制の適用で海洋環境保護にも寄与している。

メンテナンス性については、上甲板から二重底へアクセス可能なトランクを設置し、貨物積載時でも検査・点検ができるよう向上。居住区では木質家具を多く採用して乗組員の居住性を高めるとともに、機能性・操作性を重要視した船橋配置と後方視界を充分に確保した窓配置で安全な操船性を確保している。

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