東京都は8月27日、「東京2020大会における首都高速道路の料金施策に関する方針(案)」を公表した。
それによると、大会期間中の円滑な大会輸送の実現と、経済活動・都市活動の維持との両立を図るための交通対策の一環として、2020年7月20日~8月10日と2020年8月25日~9月6日に首都高利用の夜間シフトを促す取り組みを実施する。
<料金施策の適用時間帯>

<対象車種>

<料金上乗せ範囲(ETC搭載車)>

具体的には、ETC搭載車両について、首都高全線で夜間(0~4時)の利用料金を通常料金の半額に割り引くとともに、自家用車・社用車・乗用車等の都内区間利用に対して日中(6~22時)の利用料金に一律1000円を上乗せする。
利用料金の上乗せは、他の交通への転換が困難な公共交通や物流車両、障がい者・福祉車両などには適用されない。
なお、現金車については夜間割引がなく、首都高全線で普通車以下の全てに一律1000円の料金上乗せが適用される。
この方針案は、8月26日に国などから示された大会時の首都高速道路の流動確保策についての検討結果をもとに、学識経験者等で構成した交通輸送技術検討会での議論を踏まえ、東京都と組織委員会がとりまとめたもの。
都は、8月27日~9月26日にかけて方針案への意見を募集している。
■料金施策(案)の概要
「適用期間」
2020年7月20日~8月10日まで
2020年8月25日~9月6日まで
「実施内容」
<ETC搭載車両>
夜間割引(全車種、首都高全線、5割引)
料金上乗せ(マイカー等、都内区間、1000円)
<現金車両>
夜間割引なし
料金上乗せ(普通車以下の全て、首都高全線、1000円)
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