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川崎汽船/統合船舶運航・性能管理システムに8つの新機能追加

2019年12月04日/IT・機器

川崎汽船は12月4日、川崎重工グループと共同開発した統合船舶運航・性能管理システム「K-IMS」の追加開発(Phase-2)を完了したと発表した。

<Performance Evaluation>

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Phase-2では、安全性や経済性の向上などに資する8アイテムを追加した。

そのうち、「Performance Evaluation」は、各船の性能(船速、出力、燃料消費量など)の変化を現在や、就航直後、入渠前後といった任意の期間で可視化する機能。これにより、船舶の性能悪化や原因の特定をより早く確認できるようになった。

<KPI Monitor>

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「KPI Monitor」では、燃料消費量や、機関出力、待機時間などの目標値を定め、実運航と目標値の差異をシステム内で可視化。アラート機能も追加し、問題点をより迅速に修正できるようにした。

そのほか、船速や燃料消費量、船の位置など主要な運航船情報をスマホから確認できるようにしたほか、船底の状態把握や、燃費が最適な船体姿勢の計算、ECDIS(電子海図情報表示装置)で作成した航路計画をK-IMSに自動読込み出来る機能などを追加している。

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