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鴻池運輸/バングラデシュ製衣料品の物流サービス強化

2020年01月22日/3PL・物流企業

鴻池運輸は1月22日、バングラデシュの検品・検針・修整作業会社PQC KUWAHARA REPAIR CENTRE(PQC KUWAHARA)に出資し、同国で生産される日本向け衣料品を対象とした高品質物流サービスを強化すると発表した。

<サービスフロー例>

20200122konoike 520x58 - 鴻池運輸/バングラデシュ製衣料品の物流サービス強化

PQC KUWAHARAは、衣料品検品会社の桑原と、バングラディシュのPACIFIC QUALITY CONTROL CENTRE社(PQC)が2019年8月1日にバングラデシュ・ダッカに設立した合弁会社。

今回、KONOIKEグループのバングラデシュ現地法人KONOIKE EURO LOGISTICS(BANGLADESH)(KEL)を通して、PQC KUWAHARAへ資本金1300万円の33%を新たに出資することで、桑原の「修整・加工」、PQCの「検品・検針」、KONOIKEグループの「物流サービス」を組み合わせた、衣料品の工場出荷から納品までの一貫した高品質なサービスを提供する。サービスは、PQC KUWAHARAの既存顧客にも提案し、事業拡大を目指す。

バングラデシュは縫製品製造工場の集積国だが、現状は日本向け製品の品質基準を維持できない工場が多いことから、日本への輸出製品は製品全数の第三者検品を実施して出荷することが大半となっており、検品による不良品率が高い場合は不良品の修整・加工作業が必要だった。

そのため、日本でトップクラスの修整・加工技術を有する桑原がバングラデシュで作業を実施することで、生産委託をする企業の増加が見込まれる。

鴻池運輸と桑原は、2013年11月に資本提携を伴わない業務提携を締結。鴻池運輸の衣料品に特化した多機能型倉庫「厚木流通センター」での衣料品や雑貨の検品から修整までの一括対応サービスや、鴻池運輸の海外拠点における検品~輸送~日本国内への納品までのワンストップサービスなど、両社の得意分野、事業領域、経営資源を相互活用した海外・国内での協力関係の構築を図っている。

■PQC KUWAHARA REPAIR CENTREの概要
※出資後、「INREX BANGLADESH(仮称)」に改称予定
本社:NOOR MAHAL (2ND FLOOR),HOUSE#157,LANE#1, NEW   DOHS,BARIDHARA,DHAKA-1206,BANGLADESH
創業:2019年3月16日
設立:2019年8月1日
資本金:1300万円(2019年12月31日時点)
従業員数:20名(2019年12月31日時点)
事業内容:衣料品の検品・検針・修整・加工およびPQCの日本国内における営業全般

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