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いすゞ自動車/エルフをリコール

2020年01月30日/SCM・経営

いすゞ自動車は1月30日、国土交通省にエルフのリコールを届け出た。

不具合の部分は原動機(ピストン)と原動機(サプライポンプ)。

原動機(ピストン)については、小型トラック用エンジンにおいて、高回転高負荷時のエンジン制御プログラムが不適切なため、ピストン燃焼室口元部に冷熱ダメージが蓄積して亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行して穴が開き、エンジンの出力低下や白煙が発生し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。

原動機(サプライポンプ)については、小型トラックの燃料噴射装置において、サプライポンプをエンジンに取り付けるボルトの締結力が不足しているため、走行振動等により締結部が緩むことがある。そのため、サプライポンプの振動が増大し、最悪の場合、燃料パイプに亀裂が発生し、燃料が漏れるおそれがある。

ピストンについては、全車両、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換える。また、車両走行データを確認し、負荷及びその頻度の高い車両はエンジンを良品に交換する。

サプライポンプについては、全車両、サプライポンプ締結部の点検を行い、緩んでいる場合はエンジンを良品に交換、緩んでいない場合は増締めを行う。

不具合件数は、ピストンが161件、サプライポンプが34件、事故はピストン、サプライポンプともなし。リコール対象車の台数はピストンが3万6774台、サプライポンプが2万1453台。車両製造後、修理で対象となる部品が組付けられた車は計39台。

■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001326528.pdf

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