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プラネット/化粧品日用品業界の物流EDI標準化へ概要書策定

2020年03月02日/3PL・物流企業

プラネットは2月28日、化粧品日用品業界の物流課題の早期改善に寄与するため、物流EDI(電子データ交換)の標準化を目指し、同業界関係者の協力を得て、その成果を「ロジスティクスEDI概要書」として策定したと発表した。

概要書には、メーカー・卸売業・物流事業者(倉庫事業者・輸配送事業者)間の現状の物流業務を整理して作成した業界の標準的な物流業務・情報の流れ(27種類の標準EDIデータ定義案等)に加え、将来予想される物流業務の流れも記載している。

ロジスティクスEDIを推進することで、個社単独では難しい物流課題に業界全体で取り組み、「車両待機の長時間化」「積載効率低下」「多品種少量の多頻度発注による車両増」「荷物の積み下ろし時間・荷捌き時間の長時間化」などを解決し、「物流費比率の低減」を目指す。

今後、プラネットは標準EDIサービスを利用する企業各社と共に「ロジスティクスEDI概要書」にもとづき改善活動を推進。時代に即した最新のIT環境を活用し、商品の個別識別やパレットの個別識別対応なども視野に入れた新しい物流技術とも連携したサービスを提供していく方針で、まずはロジスティクスEDIの新しいデータ種を2020年内に提供することを予定している。

■概要書策定に協力したメーカー
エステー、牛乳石鹸共進社、クラシエホームプロダクツ、小林製薬、サンスター、日本製紙クレシア、ホーユー、マンダム、ユニ・チャーム、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、ライオン(五十音順)

■概要書の主な内容
1.物流を取り巻く環境
2.ロジスティクスEDIに関する運用の現状
3.ロジスティクスEDIに必要な流れ
4.ロジスティクスEDIの補完的業務について

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