阪急阪神ホールディングスが5月14日に発表した2020年3月期決算によると、国際輸送事業の売上高は761億8600万円(前年同期比15.3%減)、営業利益は1億7000万円(92.9%減)だった。
国際輸送事業は、米中貿易摩擦の影響等を受け、航空輸送の物量が減少するなど、厳しい事業環境が続いた。
そうした中で、セイノーホールディングスとの資本・業務提携を活かして、成田空港の近隣で成田国際ロジスティクスセンターの営業を開始し、併設されている同社グループのトラックターミナルと連携を図ることにより、国際輸送・ロジスティクス・国内輸送を組み合わせた物流サービスが提供できる体制を整備するなど、事業の競争力強化に努めた。
阪急阪神HD/豪州で特定子会社が物流不動産賃貸・開発事業開始