村田製作所は5月25日、作業者安全モニタリングシステムのセルラーLPWAモデルを7月より販売開始すると発表した。
このモデルは、センサデバイスを取り付けたヘルメットを装着した作業者の生体情報と作業環境をモニタリングすることができるもの。
これにより、作業者の安全管理を行う際に、建設作業現場にゲートウェイの設置が不要となり、遠隔地からリアルタイムで作業者の生体情報や周囲環境(作業環境)を広域でモニタリングすることが可能となる。
建設現場だけでなく、さまざまな作業現場の状況に合わせて利用できることから、倉庫・運輸関係の業種にも活用できるものとしている。
さらに、これから夏を迎えると熱中症対策が非常に重要となるが、このシステムでは熱ストレスも測定が可能。これまでは、毎日同じ場所での利用を想定した仕組みとなっていたが、毎日訪問する現場が変わる場合や、広範囲で作業が行われる場合などにも使用が可能となった。
村田製作所/タイヤ内蔵用RFIDタグ等でミシュランとライセンス契約