ARCは6月30日、「輸送管理システム(Transport Management Systems: TMS)の世界市場調査報告書」を発行した。
それによると、顧客はTMSに対して、リアルタイムの可視化ソリューションを求めている。AIやIoTによってルート最適化の可視性がより向上し、計画が改善されることから、TMSのサプライヤーはこれらの機能を社内で開発するか、パートナーがそれらをソリューションに組み込むことができるようにする必要があるとしている。
ARC Advisory Groupのサプライチェーン調査担当役員で「輸送管理システムの世界市場調査報告書」の主著者であるChris Cunnane氏は「リアルタイムの可視化ソリューションは、機械学習を使用して到着予定時刻(ETA)を改善する可能性を高める。しかし、TMSプロバイダがパブリック・クラウド・プロバイダと同じネットワーク輸送データにアクセスできなければ、可視化プロバイダの方が、これらの拡張ETAを提供するためのAIを使用するのにより良い立場を得る」と語っている。
■調査報告書の詳細
https://www.arcweb.com/arc-japan/japan-market-studies/transportation-management-systems