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全ト協/業界の景況感、改善の見通し

2020年08月17日/調査・統計

全日本トラック協会は8月14日、「第110回 トラック運送業界の景況感(速報)2020年4~6月期」を公表した。

<トラック運送業界の景況感の推移>
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業界の景況感は、「好転」とした事業者が5.7%(前回7.1%)、「悪化」とした事業者が79.8%(前回68.1%)で、判断指標は▲112.5となり、前回(▲82.4)から30.1ポイント悪化。今後の見通しは、▲110.8(今回▲112.5)と1.7ポイント改善する見込み。

各運送形態で共通の概況としては、実働率が▲91.4(前回▲56.1)、実車率が▲86.0(前回▲52.0)、採用状況が▲3.8(前回▲5.1)、雇用状況(労働力の不足感)が19.6(前回50.5)、所定外労働時間が▲65.4(前回▲48.2)、貨物の再委託(下請運送会社への委託割合)が▲63.5(前回▲28.7)、経常損益が▲93.4(前回▲58.7)。

今後の見通しについては、実働率が▲86.4(今回▲91.4)、実車率が▲82.1(今回▲86.0)、採用状況が▲10.5(今回▲3.8)、雇用状況(労働力の不足感)が29.7(今回19.6)、所定外労働時間が▲56.8(今回▲65.4)、貨物の再委託が▲58.0(今回▲63.5)、経常損益が▲87.4(今回▲93.4)と見込んでいる。

運送形態ごとでは、 一般貨物が輸送数量▲116.9(前回▲63.1)、運賃・料金の水準▲40.8(前回4.4)、営業収入(売上高)▲114.8(前回▲57.6)、営業利益▲104.2(前回▲64.0)で、今後は運賃・料金の水準▲44.4(今回▲40.8)、輸送数量▲109.5(今回▲116.9)、営業収入(売上高)▲107.4(今回▲114.8)、営業利益▲107.7(今回▲104.2)を見込んでいる。

宅配貨物は、運賃・料金の水準12.5(前回14.3)、輸送数量78.1(前回▲78.6)、営業収入(売上高)71.9(前回▲64.3)、営業利益71.9(前回▲64.3)で、今後は輸送数量62.5(今回78.1)、運賃・料金の水準15.6(今回12.5)、営業収入(売上高)65.6(今回68.8)、営業利益68.8(今回71.9)を見込んでいる。

宅配以外の特積貨物は、輸送数量▲173.9(前回▲135.7)、運賃・料金の水準▲95.7(前回3.6)、営業収入(売上高)▲173.9(前回▲121.4)、営業利益▲196.6(前回▲107.1)で、今後は、輸送数量▲130.4(今回▲173.9)、運賃・料金の水準▲65.2(今回▲95.7)、営業収入(売上高)▲130.4(今回▲173.9)、営業利益▲126.1(今回▲169.6)を見込んでいる。

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