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イオン/フルフィルメントセンターで次世代ネットスーパー着手

2020年08月19日/物流施設

イオンとイオンネクスト準備は8月19日、千葉市緑区誉田町に国内初となるCFC(顧客フルフィルメントセンター)建設予定用地の取得に関する予約契約をエム・ケーと締結したと発表した。

<CFCの完成イメージ図>
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<Ocadoの独自開発の搬送ロボット。AI・ロボット化で安定的な供給を図る>
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CFCの特長は、イオンネクスト第1号の大型自動倉庫として、センター内で約5万品目の商品を品揃えすることができ、さらにロボットとAIによる24時間稼働や効率的なピックアップにより、安定的な供給力を誇る点。

Ocadoのソリューションを活用し、CFC内のロボットは50点の商品を約6分間で処理することが可能。また、最先端のAIアルゴリズムを用いて、常に最適な配送ルートを特定することができることから、最も効率よく顧客に商品を届けることが可能になる。

誉田に建設するCFCの建築面積は2万7500m2で、千葉県および首都圏を対象に生鮮食品を含む暮らしの必需品を中心に、オンラインで顧客から注文を受けて宅配するオンライン・スーパーマーケットのサービスを提供することになる。

2023年の事業開始時には、千葉県で約700人程度の雇用を計画している。千葉市とは「ネクストコア千葉誉田プロジェクト」として地域活性化の連携を進めており、千葉県内の地域経済活性化に貢献していくとしている。

イオンは昨年11月に英国テクノロジー及びネットスーパー企業Ocado Group plcの子会社であるOcado Solutionsと日本国内における独占パートナーシップ契約を締結。

2019年12月にイオンネクスト準備を設立し、2023年に、最先端のAI及びロボティクス機能を導入した日本初のCFC建設とネットスーパー事業の本格稼働を目指し、準備を進めている。

Ocadoは、英国を拠点とするテクノロジー企業であり、ネットスーパー運営会社。2000年にオンライン食料品を専業とする小売業者として設立し、店舗を持たず、オンラインで食料品などの注文を受け、顧客に届けるサービスを提供している。同社は、オンライン食料品販売の革新に20年間を費やし、最先端のCFCを動かすために必要なロボット工学やAI、最先端のオンラインショップ・ソフトウェア、配送ルーティング技術などを含む幅広い技術資産に投資。

また、これらのエンドツーエンドのオンライン食料品フルフィルメントソリューションを世界最大級の食料品販売の小売業者に提供しており、英国の Ocado Retail Ltd の50%の株式をマークス&スペンサー社との合弁事業で保有している。Ocado.com は、英国で最も早い成長スピードを誇るスーパーマーケットの一つとなっている。

■CFC(千葉誉田物件)概要
所地地:千葉県千葉市緑区誉田町2丁目22-3他
面 積:建築面積…2万7500m2(約8318坪)
    延床面積…4万3070m2(約1万3027坪)
予約締結日:2020年8月19日
締結先:エム・ケー
着工予定:2021年春

なお、この千葉誉田物件は、エム・ケーが千葉市より産業用地整備支援事業の認定を受け、官民連携による産業用地整備を実施している。

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