ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は8月25日、三重県の津事業所で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「HUGE KUMANO(ヒュージ クマノ)」を引渡した。
HUGE KUMANOは、鉄鉱石・石炭の太平洋トレード用ケープサイズバルカーG-Series 209000DWTバルクキャリアの新構造規則適用版(G-Series 208BC)の6番船。
SOxスクラバーを搭載し、1月に適用されたSOx(硫黄酸化物)排出規制に適合しているほか、・GHG(温室効果ガス)排出規制のEEDIに対して2020年以降の契約船に適用されるPhase2レベルを先取りして満足。バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持等に適合するなど、様々な環境規制に対応している。
また、最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型に加え、電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラ等の採用、独自省エネデバイス「Super Stream Duct」「SURF-BULB」の最適化によって燃費性能を向上させている。
■主要目
全長:299.99m
幅:50.00m
深さ:25.0m
喫水:18.40m
載貨重量:20万8848トン
総トン数:10万7450トン
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C8.5 ディーゼル機関1基
航海速力:14.50ノット
定員:25名
船級:NK
船籍:パナマ