LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本ハネウェル/-30℃冷凍倉庫対応モバイルコンピュータ発売

2020年08月28日/IT・機器

日本ハネウェルは8月28日、-30℃の冷凍環境で、手元10cmから3m先のカート、及び10m先にあるラックまで、瞬時に自動で読み取り距離を調節してバーコードを正確・高速に読み取る業務用モバイルコンピュータ「CK65 CS」の発売を発表した。

<「CK65 CS」モバイルコンピュータ使用の様子>
20200828hanewell 520x239 - 日本ハネウェル/-30℃冷凍倉庫対応モバイルコンピュータ発売

ハネウェルでは、以前から近距離で高密度なバーコードを読み取るリーダや、遠距離でバーコードを読み取るリーダなど様々な製品を開発・製造・販売してきた。製造現場や物流倉庫など世界中の顧客に好評を得ている。しかし、物流・配送関連業務の複雑化・高速化、作業現場の IT 化が急速に進んでいることから、1 台で複数業務を一括してカバーできるデバイスの開発の必要性を感じ、遠近両用バーコードリーダ Flex Range の開発に至ったもの。

特に一刻も早く業務を完了すべき冷凍環境では、その効力を発揮する事から、
-30℃冷凍環境対応「CK65 CS」にこの技術を搭載した。従って「CK65 CS」冷凍環境対応モデルは、まさに食品等の冷凍環境で業務効率向上に貢献する為に開発された機種になっている。

「CK65 CS」は、ハネウェルの最新技術 Flex Range 遠近両用バーコードリーダを搭載。手元の伝票はもちろん、棚の上にある商品バーコードも高速・正確に読み取る。冷凍環境-30℃の使用を保証しており、ヒーターを内蔵したデフロスタ機能により画面の霜・凍結を防ぐ。

-30℃の冷凍環境でも 2.4mの落下で正常に動作する堅牢性を備えている。フォークリフト上での業務も安心して行える。冷凍環境現場で一日12時間の作業に対応出来る専用バッテリを装備。また、ホットスワップ機能により、バッテリ交換時に端末の電源をオフにする必要がない為、迅速な交換で業務の継続が可能だ。

さらに、Android OSと言えば、頻繁なアップグレードがネックだが、ハネウェルは、Qualcomm社および Google社と提携し、最長4世代先までアップグレードをサポートする。

「CK65 CS」モバイルコンピュータの最適な使用場所を、冷凍・冷蔵倉庫、食品配送センター、冷凍・冷蔵食品工場などとしている。

■製品仕様
https://honeywell.co.jp/products/mobile/ck65-cs/

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース