新東工業は10月1日、倉庫や工場、商業施設向けに「コンクリート磨き床」事業を本格展開すると発表した。
「コンクリート磨き床」は、コンクリート床面を磨き上げて作るアメリカ発の床工法。素地となるコンクリートがそのまま床面になるため、剥がれが発生せず、平坦な床を作ることができる。
加えて、施工に使用する無機系薬剤(強化剤・保護剤)によって、汚れが付きにくく、光沢がある美しい床に仕上げることが可能。既設の床面にも施工が可能で、古くなった床面を改修し、安全で劣化が少ない床面にすることができる。
これらの特徴から、新東工業ではAGVの導入による床の摩耗が懸念される倉庫や、安全性やメンテナンス性の高さが求められる工場に加え、見た目の美しさや高級感が求められるショールームや、ワックスを使用せずに軽微な清掃で光沢を維持できることからショッピングモール等の商業施設への用途に対し、コンクリート磨き床の活用を見込んでいる。
現在、日本の工場や倉庫の床に採用されている「塗床」工法は、素地となるコンクリートの上に塗床材を塗布することで床面を形成しているが、経年劣化によるひび割れや剥がれが発生しやすく、都度の補修や、数年に1回程度の大規模なメンテナンスが必要となっている。
「コンクリート磨き床」は、これらの課題をクリアする施工プロセスで、アメリカやヨーロッパなどの地域では塗床に代わってこの施工プロセスが拡大を続けており、日本でも工場や倉庫などで導入が加速している。
■コンクリート磨き床WEBサイト
https://www.sinto.co.jp/lp/diamatic/