国土交通省が10月29日に発表した8月分のトラック輸送情報によると、特別積合せ貨物(調査対象24社)の総輸送量は470万7000トン(前年同月比4.2%減)、宅配便貨物(14社)の取扱個数は3億6831万2000個(12.5%増)となった。
調査対象25社の品目別及び地域別の前年同月との比較では、品目別では、工場・生産地からの貨物減がすべての品目で、商社・問屋からの貨物減が「日用品」及び「宅配便」で、倉庫から出る貨物減が「金属製品」、「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」及び「食料工業品」で、季節的需要減が「繊維工業品」、「食料工業品」及び「日用品」で、景気の影響による貨物減が「金属製品」及び「機械」で見られた。
地域別では、「東北」、「関東地方」、「北陸信越」、「中部地方」、「近畿地方」及び「中国」で貨物減となっている。
全国の一般貨物トラック事業者(回答事業者774社/調査対象事業者数1002社)の輸送量は、前月比5.7%減、前年同月比5.6%減だった。
国交省/6月の鉄道貨物数量8.1%減、貨物トンキロ2.8%減