日本通運は12月8日、現地法人の韓国日本通運が、11月、韓国仁川空港の拠点で、医療機器品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485」認証を取得したと発表した。
ISO13485とは、医療機器産業での顧客要求事項および規制要求事項を満たすサービスの提供を行うための品質マネジメントシステム。
韓国日通は韓国における日系フォワーダーとして初めてこの認証を取得した。この取得を通じて、規格で定めた要件に合致した運用管理を行うことで、医療機器の安心・安全な物流サービスを提供する。
なお、医療機器は精密な構造を持ち、人の生命にかかわるものであるため、取り扱いは高い品質と厳しい管理が必要。また、その販売物流・調達物流はグローバルに広がっており、それぞれの国によって異なる規制への対応が必要。
韓国では、新型コロナウィルス感染の発生以降、政府・管理当局が医療機器の輸出強化を推進しており、それに伴い、法規制が厳格になっている。保管・配送・付帯サービスの領域も同様に規制の強化が見込まれている。
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