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川崎汽船/サステナビリティ経営強化で新たな組織を設立

2021年02月03日/SCM・経営

川崎汽船は2月3日、サステナビリティに重点を置いた経営を強化するため、4月1日付でサステナビリティ推進を担う部署および温室効果ガス(GHG)削減戦略を推進する部署を設立すると発表した。

同社は創業以来、海運を中核とする物流企業として国際的な社会インフラを担ってきた。人々の生活や経済を支えるライフラインとしての使命を果たすには、経営にサステナビリティを重視する視点が欠かせない。サステナビリティ経営を推進し、説明責任を含めたステークホルダーとのコミュニケーションを促進するため、「サステナビリティ推進・IR・広報グループ」を立ち上げる。

またGHG排出の削減は、人類共通の大きな環境課題であるとともに、同社のサステナビリティ推進において重要な位置付けにある。この課題認識から、低炭素燃料への転換を中心とするGHG削減戦略を立案・実行する部署として「GHG削減戦略グループ」を新設し、GHG削減を推進することで、「環境ビジョン 2050」で掲げた目標の達成を図っていくとしている。

なお、サステナビリティ推進・IR・広報グループ(SICG)では、従来の CSR・IR・広報機能を統合して立ち上げ、サステナビリティ経営の推進主体として、社内外のステークホルダーとのコミュニケーションを促進する。

また、GHG 削減戦略グループ(GRSG)では、GHG削減を中心とした次世代環境船舶戦略を技術面で統括。アンモニア、水素といった新燃料対応、電気推進(EV)、CCS(二酸化炭素回収・貯留)、やメタネーションといった GHG削減技術の研究・実現に取り組むとともに、実用段階にある LNG 燃料船の導入を推進する。

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