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兵機海運/4~6月の売上高10.2%増、営業利益610.6%増

2021年08月16日/決算

兵機海運が8月12日に発表した2022年3月期第1四半期決算によると、売上高35億4700万円(前年同期比10.2%増)、営業利益1億900万円(610.6%増)、経常利益1億2400万円(279.2%増)、親会社に帰属する四半期利益8600万円(296.2%増)となった。

海運事業は、内航事業が売上高15億3700万円(14.0%増)、営業利益4900万円(前年同期は営業利益100万円)だった。鉄鋼メーカーの増産で主要貨物の鋼材の輸送量が回復し、管理船舶の効率的な配船につながり売り上げ増となった。

外航事業は、売上高2億7200万円(3.8%減)、営業利益900万円(前年同期は営業損失100万円)となった。

主要航路の1つのロシア航路で,ロシア国内でのタイヤの需要が回復し、輸送量が増加したが、主に鋼材、機械類等を輸送する東アジア航路での航海数が減少した。

港運・倉庫事業は、港運事業が売上高13億8000万円(11.9%増)、営業利益3200万円(204.0%増)だった。

経済活動が制限される中、前期から続く内食需要の増大で食品類の輸入取扱量の増加に加え、輸出では、経済が回復基調にある北米向けの工業関連品でスポット案件の受注が業績に寄与した。

倉庫事業の売上高は3億5700万円(0.7%増)、営業利益1800万円(262.7%増)となった。

港運事業が順調だった結果、それに付随する神戸地区倉庫の作業収入も順調に推移。倉庫事業単独では、危険品倉庫に特化した営業活動が奏功したほか、摩耶倉庫を売却し、兵庫埠頭(ふとう)物流センターに事業をシフトしたことで原価の圧縮効果を得た。

通期は、売上高135億円(3.8%増)、営業利益2億円(7.5%増)、経常利益2億円(4.6%減)、親会社に帰属する当期純利益1億4000万円(56.8%減)を見込んでいる。

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