兵機海運が1月31日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高105億1000万円、営業利益6億2000万円、経常利益6億9900万円、親会社に帰属する当期純利益4億8200万円となった。
2024年3月期第3四半期は連結業績を開示していたが、2024年3月に連結子会社を清算結了したことにより、2024年3月期末より非連結での業績を開示している。そのため、2024年3月期第3四半期の経営成績(累計)及び対前年同四半期増減率については記載していない。
海運事業のうち、内航事業では鋼材輸送における一部出荷停止で輸送量が減少した一方で、台船によるプラント輸送や飼料・油糧の輸送案件が堅調に推移したほか、主要荷主に料金改定の対応を行うなどして売上高は51億7600万円、営業利益は3億3100万円となった。
外航事業では中国向け建機・機械類の輸送獲得に注力するとともに、荷主のニーズに合わせた、韓国、台湾を主とした近海航路での輸送を中心に営業を展開。前期に所有船舶を売却したことにより、船舶の維持管理コストがなくなったことで収支改善につながり、売上高は12億4000万円、営業利益は2億1200万円となった。
港運事業は売上高28億3200万円となり営業利益は4900万円、倉庫事業は売上高12億6000万円となり、2700万円の営業利益となった。
通期は、売上高140億円(4.3%減)、営業利益5億7000万円(9.7%増)、経常利益6億4000万円(5.7%減)、親会社に帰属する当期純利益4億4000万円(14.1%減)を見込んでいる。
兵機海運 決算/4~9月の売上高は68.5億円、営業利益4億円