東芝インフラシステムズは9月27日、日立物流中部から同社が開発した物流向けロボットである直交型荷降ろしロボットを受注したと発表した。
日立物流中部のドラッグストア向け物流センターで、仕分けライン投入作業に2022年6月より運用開始される予定だ。
東芝インフラシステムズが開発した直交型荷降ろしロボットは、独自の2面把持機構と荷物の引き出し方式による「丁寧な荷降ろし」、画像認識エンジンの改良により精度が向上した自動認識技術と計画・制御技術により1時間あたり600個の荷降ろしが可能な「高速処理」、外寸幅2200mmx奥行き3400mmx高さ2970mmのコンパクト設計による「省スペース」が特徴。作業者に代わり30kgまでの重い荷物(箱物)を、パレットからコンベヤへ荷降ろしする作業を行う。設計・開発は同社小向事業所。
同社はロボットとコンベヤ機器との組み合わせにより、荷降ろし前のパレット搬送や荷降ろし後の商品搬送などの一連の作業を自動化し、作業工程を追加しない自動化を提案した。また、作業負荷の大きなケース投入作業の自動化にあたり、多種多様な商品に対応する汎用性、1時間あたり600個荷降ろし可能な生産性、既存倉庫スペースに合わせ専有面積を抑えた設置レイアウトが評価され、受注に至った。