日本郵船/インド・GAIL社とLNG船の定期傭船契約を締結

2021年12月24日 
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日本郵船は12月24日、インド最大の天然ガス供給会社である GAIL (India) Limited (GAIL社)と液化天然ガス(LNG)運搬船1隻の複数年の定期傭船契約を締結したと発表した。

<GRACE EMILIA>
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<オンライン記念式典の様子>
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12月20日には契約締結の式典をオンラインで開催した。

契約に投入する「GRACE EMILIA」(グレース・エミリア)は燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」(注1)や余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載。また、カーゴタンクは容量17万4000m3のメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現する。

GAIL社はインド石油天然ガス省の管轄下にある、同国最大の天然ガス供給者およびパイプラインオペレーター。同社が供給する天然ガスは、インド国内の天然ガス総消費量の50%以上を占める。著しい経済成長に伴い、今後も天然ガス需要の継続的な増加が見込まれるインドでのキープレイヤーである同社とは、これまでも他のLNG関連事業等について協議してきており、日本郵船のLNG輸送実績や真摯な対応が高く評価され、今回の締結に至ったもの。

今年開催されたCOP26で石炭火力発電の段階的削減が各国で合意されたことを受けて、アジアを中心に今後ますます化石燃料の中でもより環境負荷の低いLNGの需要が拡大することが見込まれる。同社は今後もインドを重要戦略地域と位置付け、同国のエネルギー需要に応えるべく、LNGのみならず原油、LPG(液化石油ガス)、さらには今後インドでも注力される方針が示されている水素関連事業や再生エネルギー関連事業に貢献していくとしている。

■概要
名称:GRACE EMILIA
全長:297.16メートル
全幅:46.4メートル
積載容量:173,955m3
主機関:X-DF
造船所:Hyundai Samho Heavy Industries Co.,Ltd.
船籍:バハマ
竣工年:2021年

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