経済産業省は12月24日、ディーゼル車の稼働に必要不可欠な尿素水「AdBlue」について、2022年1月中には国内供給量が平時の需要量を上回るという見通しを示した。
現在、「AdBlue」については、原料となる尿素の中国からの輸入が停止しており、供給量が減少している。
これを受けて、経済産業省は尿素の国内メーカーに最大限の増産を要請しており、増産対応によって1月中には尿素の国内供給量が平時の需要量全体を上回る見通しだ。尿素については、中国以外からの輸入も拡充されている。
また、「AdBlue」についてはECサイトでの高額転売も問題となっているが、経産省では同製品の個人間取引で注意喚起を促す表示を導入し、高額転売への対策を進めているとしており、同製品を使用する事業者に冷静な対応をとるよう呼び掛けている。