東京建物は3月4日、物流施設「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズの「T-LOGI横浜青葉」と「T-LOGI習志野」を1月31日に竣工したと発表した。
「T-LOGI横浜青葉」は、日本通運が1棟全体を賃借し、2月から稼働を開始している。
東名高速道路と第三京浜道路が利用可能で、人口集積地および産業集積地である横浜港北エリアに位置。最寄りの横浜市営地下鉄グリーンライン「川和町駅」から徒歩圏内で、雇用確保の面でも優れた立地となっている。
施設内では全館でLED照明を採用し、設置した太陽光パネルで発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みを採用。こうした自家発電・自家消費の仕組みや省エネルギー化の推進によって、環境に配慮した施設の証である「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである「ZEB」認証を取得している。また、施設内で消費しきれない余剰電力は、東京建物が所有する商業施設に「自己託送」の仕組みで送電し、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。
■「T-LOGI横浜青葉」概要
所在地:横浜市都筑区川和町654-1
交通:東名高速道路「横浜青葉IC」3.0km、第三京浜道路「港北IC」4.6km
横浜市営地下鉄グリーンライン「川和町駅」10分
敷地面積:7793.07m2
延床面積:1万7063.40m2
規模:地上4階
形状:4層ボックス(1F片側バース)
設計・施工:戸田建設
竣工:1月31日
構造:S造
<倉庫仕様>
プラットフォーム1階:高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m
柱スパン:10.1m×11.3m
床荷重:各階1.5t/m2
ドッグレベラー:1階4基
垂直搬送機:各階2基
荷物用EV:各階2基
バース数:15台
駐車場:普通車計37台
人荷用EV:各階2基(3.5t)
バース数:31台(40ft)
駐車場:普通車計75台
「T-LOGI習志野」は、地上4階建て延床面積3万3673m2のマルチテナント型物流施設。
首都圏の物流主要エリアである千葉湾岸エリアのうち、特に物流施設の集積が見られる習志野エリアに位置し、東関東自動車道「谷津船橋IC」に2.9km、「湾岸習志野IC」に3.8kmでアクセスでき、2023年4月開業予定のJR京葉線「幕張豊砂駅」から徒歩圏内でもあるため、高い配送ポテンシャルと雇用ポテンシャルを兼ね備えている。
建屋は2階へ通じるスロープを設けており、1階と2階にトラックの接車が可能。最大4テナントが入居可能で、1区画あたりの賃貸面積は6600m2となっている。4階にはオーシャンビュー・富士山が望める従業員用の休憩ラウンジを設置し、就業環境を整備している。
そのほか、環境面での施策は「T-LOGI横浜青葉」と同様の取り組みを実施。全館LED照明や屋上太陽光パネルで発電した電力を自家消費する仕組みを採用し、「BELS」最高ランクの「ZEB」認証を取得しているほか、余剰電力は自社商業施設へ自己託送して有効活用する。
■「T-LOGI習志野」概要
所在地:千葉県習志野市芝園2-5-1
交通:東関東自動車道「谷津船橋IC」2.9km、「湾岸習志野IC」3.8km、京葉道路「幕張IC」4.5km
JR京葉線「新習志野駅」17分、「幕張豊砂駅」10分(2023年4月開業予定)
敷地面積:1万4008m2
延床面積:3万3673m2
規模:地上4階
形状:4層スロープ(1・2F片側バース)
構造:RC/S造
設計・施工:フジタ
竣工:1月31日
<倉庫仕様>
プラットフォーム1・2階:高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m(4F最高6.7m)
柱スパン:11m×11m
床荷重:各階1.5t/m2 ※2.5tフォーク可
ドッグレベラー1・2階:各4基
垂直搬送機:各階2基(1.5t)
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