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大和ハウス、CBRE IM、大林組/神戸で14.5万m2物流施設着工

2022年03月04日/物流施設

大和ハウス工業は3月4日、CBREインベストメントマネジメント・ジャパン(CBRE IM)、大林組と共同開発するマルチテナント型物流施設「(仮称)神戸長田物流センター」を2月1日に着工したと発表した。

<「(仮称)神戸長田物流センター」外観イメージ>
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同施設は、3社が共同出資する神戸ベイ特定目的会社が神戸市長田区で開発。建物は2棟(西棟・東棟)構成で、延床面積は甲子園球場3.8個分に相当する14万5000m2を計画している。

貸床面積4000m2から入居可能で、最大16社(西棟12社、東棟4社)のテナント企業に対応可能。施設の3階には就労環境向上のため、館内従業員用の休憩スペースを設ける。

阪神高速3号神戸線「若宮IC」から2.1km、「湊川IC」から2.3kmに位置しており、近畿エリアをはじめ中国地方や四国地方への配送拠点としても対応可能。また、JR山陽本線「鷹取駅」から徒歩圏で、近隣には生活環境が整った住宅団地もあるため、職住近接の就労環境が整っている。

関西地区では、EC関連の物流量増加を背景にマルチテナント型物流施設への需要が堅調に推移。新規需要が新規供給を上回る状況が続いており、大型マルチテナント型物流施設(延床面積1万坪以上)の空室率は2020年12月末に3.7%だったものが2021年12月末には1.2%まで低下し、減少傾向にある。

こうした状況を踏まえ、大和ハウス工業は関西地区で大型のマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」(2022年8月竣工予定)や「DPL 兵庫川西」(2023年9月30日竣工予定)の開発を進めている。

<位置図>
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■「(仮称)神戸長田物流センター」西棟 概要
所在地:神戸市長田区駒ヶ林南町10-1他
敷地面積:5万181m2
延床面積:8万4000m2
賃貸面積:倉庫(トラックバース含む)7万4890m2
事務所:3020m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造+鉄骨造3階建て
設計・施工:大林組
着工:2月1日
竣工:2023年7月(予定)
駐車台数:乗用車183台

■「(仮称)神戸長田物流センター」東棟 概要
所在地:神戸市長田区駒ヶ林南町8-1他
敷地面積:2万8877m2
延床面積:6万1780m2
賃貸面積:倉庫(トラックバース含む)5万4300m2
事務所:1820m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造+鉄骨造4階建て
設計・施工:大林組
着工:2月1日
竣工:2023年10月(予定)
駐車台数:乗用車138台

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