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住友倉庫/3月期の売上高20.5%増、営業利益153.1%増

2022年05月13日/決算

住友倉庫が5月13日に発表した2022年3月期決算によると、売上高2314億6100万円(前年同期比20.5%増)、営業利益277億4800万円(153.1%増)、経常利益304億2100万円(124.5%増)、親会社に帰属する当期純利益197億300万円(133.1%増)となった。

物流事業の売上高は1783億4700万円(11.3%増)、営業利益は143億300万円(36.1%増)となった。

同事業のうち、倉庫業では貨物の荷動き回復により倉庫入出庫高が増加、また機械部品や文書等情報記録媒体の保管残高も好調に推移し、倉庫収入が288億8800万円(7.3%増)となった。

港湾運送業では、コンテナ荷捌及び一般荷捌の取扱いが増加したものの、「収益認識に関する会計基準」等の適用に伴い、同社グループが代理人に該当する取引については、純額で収益を認識する方法に変更したことから、一般荷捌における当該変更の影響が大きく、港湾運送収入は322億9700万円(9.6%減)となった。

国際輸送業では、海上輸送の需給逼迫により海上運賃が高騰して国際一貫輸送が増収となり、また海上輸送の需要を一部取り込んだ航空貨物も増収となったほか、海外子会社が好調のうちに推移したことから、国際輸送収入が580億3800万円(37.4%増)となった。

陸上運送業及びその他の業務では、日用品及び機械部品に係る輸送の取扱いが拡大したことなどにより、陸上運送ほか収入は591億2200万円(6.8%増)となった。

海運事業では、コンテナ輸送の運賃水準が上昇したことに加え、日本・韓国発北米向けコンテナの輸送数量が回復したことから、売上高は455億8500万円(101.7%増)。営業利益は、傭船料、燃料費及びコンテナ関連費用等が増加したものの、増収効果によって131億5200万円(前期は営業損失1億4000万円)となった。

次期は、売上高2110億円(8.8%減)、営業利益252億円(9.2%減)、経常利益275億円(9.6%減)、親会社に帰属する当期純利益215億円(9.1%増)を見込んでいる。

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