フレクトは6月1日、同社がサービス展開するクルマと企業をつなぐドライバー働き方改革クラウド「Cariot(キャリオット)」で、現場の状況が見えないことへの不安・ストレスを抱える配車担当・オペレーター(管理者)に向けた新機能「DriveView」の提供を開始したと発表した。
新機能は、“現場の臨場感を届ける”をテーマに開発。Cariotで従来から提供してきた車両の現在地・目的地への到着時間や、停車場所での待機時間といった内容に加え、「長時間の停車など異常が発生していないか」「予定に空きがありすぐに対応できる車両はどれか」などの情報を提供する。
これらの情報は、1つの画面で確認することが可能。これにより、業務内で発生する「配送に遅延は起きていないか」「急な問い合わせにすぐに返答できない」といった不安・ストレスから管理者を解放し、本来の業務により集中できる環境を整えることができる。
例えば、取引先から緊急の引取依頼が電話でかかってきた際の対応では、DriveViewを活用した場合、電話がかかってきた取引先を企業名で検索(下図1)したあと、検索結果から対象の取引先を選択して周辺の車両を確認(下図2)。
車両を選択し、ホワイトボードの配車計画と照らし合わせてアサイン可能か確認(下図3)した後、ドライバーに電話で再度確認してアサインを確定し、取引先に到着のおおよその目安を伝える、といった流れで業務を進めることができる。
Cariotは、物流から営業、訪問サービスの企業を対象に、走行と業務のデータを活用することで、アナログで非効率な業務を解消するクラウドサービス。
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