日陸は9月15日、九州での化学品物流の旺盛な需要に対応するため、シリコンアイランドである熊本県菊池郡大津町に新たな総合物流拠点として「熊本支店」を2023年7月目処に開設することを決定し、この6月に熊本県立ち合いのもと、熊本県大津町と「立地協定」を締結したと発表した。
＜熊本支店完成イメージ＞
熊本支店は熊本県のセミコンテクノパーク至近に位置し、需要拡大が見込まれる半導体原材料等の温度管理化学品や高圧ガスを中心に、同社の様々な物流機能を提供し、顧客のサプライチェーンへ貢献していくとしている。
事業としては、半導体原材料等にかかわる各種化学品(消防法第4類該当品、消防法指定可燃物該当品、毒物及び劇物取締法該当品、高圧ガス保安法該当品、一般化学品)に対して、熊本支店を中心に温度管理倉庫での保管・配送、輸出入国際複合一貫輸送、国内内航船・鉄道輸送を一手に引き受けるワンストップサービスの提供が可能だ。荷姿はBottle, Can, Drum, Cylinder, IBCs, ISO tank, MEGCs 等に対応。
また熊本支店は九州のほぼ中心に位置しており、大津ICより2km、熊本空港より約12kmとアクセス環境が良くすぐれた立地。
■概要
名称：日陸 熊本支店
※同社は2022年10月1日にNRSに商号変更する
所在地：熊本県菊池郡大津町
敷地面積：約3万7900m2
開業時期：2023年7月予定
設備
一般品倉庫（定温・常温）
鉄骨造 2階建て 約3000m2 準耐火建築物
危険物倉庫（定温・常温）
鉄骨造 平屋建て 約1000m2 準耐火建築物
高圧ガス貯蔵所および除害設備
鉄骨造 平屋建て 約1500m2 除害設備
ISOタンクコンテナ置き場
液体化学品、高圧ガス（不活性ガス）
及び空コンテナ対応 敷地面積1万m2
ISOタンクコンテナ用高圧ガス（毒性ガス）貯蔵設備
輸送事業：ISOタンクコンテナ輸送、トラック輸送（定温車保有）
非常用発電装置
