関根エンタープライズグループ(SEPG)は10月21日、他社との差別化を図るため、ドライバーに運転技術だけでなく建築関連の基本知識についても、デジタルツールを使って学べる環境を整備したと発表した。
同社は、整埼玉県越谷市を拠点にした運送物流会社。建設資材の運搬などを手掛けており、トラックドライバーが、搬送資材の搬入だけでなく、設置、組み立てなどの現場作業も行っている。
同社では、建築資材の扱い方や工具の使い方、顧客の現場での対応方法、建築に関する知識や技術、一般的な経営知識などについて、ドライバーに「Growth College」というeラーニングシステムを使って動画で学んでもらっている。
<デジタルツールで学べる内容の一部とその画像>
「ドライバーは、エッセンシャルワーカーであるため、仕事に対しての職業観や倫理観も学ぶ必要がある。このシステムを使うと、自社で用意した動画に加えて、社員やドライバーが学んで欲しいコンテンツも豊富にそろっているので、リスキリング(学びなおし)には最適」と同社。
同社では、これらの教育動画を全社員がスマホやパソコンから視聴し、共通の学びを得るとともに、集合研修などでも動画視聴後にディスカッションを行うなど、社内の問題を共有する機会として活用している。
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