日本郵船は12月12日、中国の上海海事大学と大連海事大学の学生計82人を対象に奨学金を授与したと発表した。2001年度から始まった同奨学金制度は今回で22年目。両校式典は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、オンラインで開催された。
上海海事大学では12月7日、36人の生徒に奨学金が授与された。 式典には同大学の施欣（シー・シン）副校長が参加し、将来の海運業界を担う学生への長期的な支援に対して当社に感謝の意を表した。大連海事大学では、12月8日、46人の生徒に奨学金が授与された。式典には同大学の党委副書記、许民强（シュ・ミンチィアン）氏が参加し、同社の22年間の継続的な海事教育への取り組みに謝辞を述べた。
同社の高泉宏康 中国総代表は両校の式典で、新型コロナウイルスの世界的な流行にも関わらず、学生に安全な学習の場を提供し続けた大学関係者と、勉学に励んだ学生たちに敬意を表した。また、海運を中心とした世界的な物流ネットワークの重要性に触れ、「大学で得た専門知識と経験を将来海運業界で発揮していただきたい」と激励の言葉を贈った。
同社は、教育支援を通じた社会貢献活動の一環として2001年から両校の学生に対する奨学金制度を継続しており、授与した学生は今回で延べ1447人となった。同社は今後も、良き企業市民として社会に貢献するため海事教育の支援を継続するとしている。
