東京都建設局は12月19日、都が整備を進めている骨格幹線道路である東京都市計画道路環状第2号線のうち、中央区築地五丁目から港区新橋四丁目までの約1.4kmの区間(地下トンネル構造等の本線道路)について交通開放すると発表した。同区間の開通により、環状第2号線の全線開通(約14km)が実現することになる。
これにより、臨海部と都心部を結ぶ交通・物流ネットワークの強化、並行する晴海通りの渋滞緩和など地域交通の円滑化、臨海地区の避難ルートの多重化による防災性の向上が期待される。また引き続き、側道部の歩道整備などを行い、早期完成を目指していく。
■開通区間の事業概要
汐留・虎ノ門間
事業期間:2003年度~2004年度
事業延長:約1.3km
幅員:11.7m~43.0m
事業費:約363億円
晴海・汐留間
事業期間:2007年度~2024年度
事業延長:約1.8km
幅員:20.0m~48.0m
事業費:約1776億円