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国交省/国際物流の実証輸送の対象とする輸送手段を12件選定

2023年03月10日/3PL・物流企業

国土交通省は3月10日、2022年度補正予算「国際物流の多元化・強靭化に向けた実証輸送」の対象とする輸送手段・ルート及び参加事業者について、12件選定したと発表した。

ウクライナ情勢の影響や欧州港湾でのストライキの頻発に加え、コロナ禍の影響や物流人材不足による物流機能の停滞、北米港湾及び内陸輸送の混雑や北米西岸港の労使交渉の先行きが引き続き懸念される中、国土交通省では、国際物流の多元化・強靱化を図る観点から、従来の輸送手段・ルートを代替又は補完する輸送手段・ルートについて実証輸送を実施し、その有効性を検証する。

国土交通省では、2022年12月20日から2023年2月28日にかけて、実証輸送の対象とする輸送手段・ルート及び参加事業者について公募を行い、33件の応募の中から、12件を選定した。

選定されたのは、欧州方面4件(Sea&Rail型2件、海上シフト型1件、東南アジア中継型1件)、北米方面8件(北米東岸ルート1件、メキシコ西岸ルート2件、メキシコ湾岸ルート1件、Sea&Air型2件、日本中継型2件)。

選定された輸送手段・ルートについて、参加事業者の協力の下、3月から7月にかけて実証輸送を行い、輸送コスト、リードタイム、輸送品質、輸送の際の手続き、トレーサビリティ等を検証。その後、検証結果をとりまとめ、報告会、報告書等の形で公表する予定。

■「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証輸送」選定結果
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001593104.pdf

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