文芸春秋は4月18日、「インボイス制度 最終点検」と題するオンラインセミナーを開催する。
消費税の仕入税額控除の方式として10月1日から施行開始となる「インボイス制度」。万全な対策を取っている企業、対応の最終段階を迎えている企業がある一方で、まだまだ対策が不完全という企業も少なくないのが現状だ。
「インボイス制度」では、インボイスの発行義務や申告・納税義務、税務調査に耐えうる経理業務など業務量が格段に増え、運用コストも嵩むことが想定されている。また、免税事業者などでは、今まで内部に留保していた消費税分に係る取引金額などの見直しがされることもあり、利益率や資金繰りに影響を及ぼすことも考慮する必要がある。
「消費税額」「消費税率」を正確に把握することでより透明性の高い取引が実現する一方で、業務負担増やコスト増といった「課題」に対して業務フローの見直しやデジタルツールの活用、自動化、省力化など「対策」も併せて講じていかなければならない。施行期日が迫る中、企業は改めて対応に不備はないか最終点検を行い、経理業務のみにとどまらず、業務プロセス全体を俯瞰し、自動化、効率化を図るとともに、不正防止や経営データとして活用するための体制・組織づくりに向けロードマップを描くことが重要となっている。
同カンファレンスでは「インボイス制度-最終点検」をテーマに、業務負担増やコスト増への対策、持続的な経理業務の効率化に向けたロードマップについて専門家、プロフェッショナル、当事者の講演を通じ、実践形式で考察する。
●カンファレンスのポイント
(1)「制度と対策」の最終点検 中央大学法科大学院 教授 酒井 克彦氏
(2)「実務の疑問を解消」 元国税庁 税理士 袖山 袖山 喜久造氏
(3)「施行後の経理変革」 『経理DXのトリセツ』著者 児玉 尚彦氏 ほか
■登壇者(一部抜粋)
〇酒井 克彦氏 (中央大学法科大学院 教授)
『インボイス制度』- 対策と実務の最終点検~ 社内外の周知とスムースな制度適応に不可欠なこと ~
〇袖山 喜久造氏 (SKJ総合税理士事務所 所長 税理士)
「インボイス制度の対応においての疑問を解決」~電子インボイスで対応する場合の検討のポイント~
〇児玉 尚彦氏 (『経理DXのトリセツ』著者、経理がよくなる 代表・税理士)
「インボイス、改正電帳法対応で加速する経理DX」~ インボイス制度対応から始める、?失敗しない”経理部門のデジタル化~
■開催概要
日時:4月18日(火)13:00~17:10
会場:オンラインでのLIVE配信
参加対象:経営者、経営幹部、経営企画、経理部門、財務部門、システム部門など
参加費:無料(事前登録制)
主催:文芸春秋
協賛:Sansan、コンカー、TOKIUM
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