企業間物流管理SaaS「ニューイット」を提供するknewitは3月29日、2022年度「浜松市ファンドサポート事業」に採択されたと発表した。これは、同市が市内スタートアップに対して投資を行うベンチャーキャピタル等と協調し、資金交付によりスタートアップの事業化を支援するもの。また、同社は国内3つ目の拠点となる浜松支店を、浜松エリアのインキュベーション施設である「FUSE」内に開設した。
＜「ニューイット」が浜松市のファンドサポート事業に採択＞
採用後の活動として同社は、FUSEを拠点に製造業及び農業を中心に顧客サポートを実施する。同社が提供するSaaS「ニューイット」は、運び手から荷主までの課題を、物流を切り口にデータで解決するツール。 企業間物流における「行き先情報=納入カルテ」を簡単に高精度で作り込むことで” ドライバーの知らないを無くす ”ことが特徴だ。運転手が工場などで荷物を積み下ろしする際に必要な各現場ごとに異なる入構方法や待機場所を記した情報を、スマートフォンで手軽に閲覧することができる。
同社は、「2024年問題と呼ばれるドライバーの労務時間管理厳格化に伴う輸送力の確保が困難になってくることが想定されている。今回の取り組みを通じて物流網のデータ化を促進し荷主・運送会社・ドライバーが一体となってサプライチェーン全体の生産性を高めていくことで、浜松市のサプライチェーンサステナビリティ向上を目指す」としている。
