商船三井は7月14日、使用しなくなった海図を再利用したグッズをリリースしたと発表した。
<メモブックの表紙では、イラスト入りのスタンプでバラエティを楽しめる>
海図とは陸上で用いる地図に対して、船が航海で用いる「海の地図」。歴史上長らく航海に用いられてきた海図は近年電子化が進み、国際条約で外航船へ電子海図の搭載義務が取り決められて以降、紙の海図は必要とされるシーンや枚数が減ってきている。
この度制作したグッズは、同社が実際に使用していた紙の海図数千枚を用いて制作されている。実際の岸線、地形、等深線、地名や“海の道”こと航路の記載などがそのまま残った海図グッズは、1点1点すべて模様が異なり、世界のどの地域の海図かを楽しんでもらえる。
グッズは同社が出展協力と協賛を行う国立科学博物館の特別展「海~生命のみなもと~」のショップコーナーでも購入できる。
世界中の青い海が想像されるメモブックや扇子、タンブラーを手に取ってもらい、同社グループが事業の起点とする海運や船のことを知ってもらうことを願っている。